NAGANO農と食の会を訪ねて(リサーチアシスタント 岩橋涼)

FEAST HQ WG2, セミナー、ワークショップ, レポート

8月25日から27日にかけて、WG2のメンバーとともにサイトの一つである長野県を訪問しました。今回の訪問では、NAGANO農と食の会の定例会への参加とキーパーソンへのインタビューを行いました。

NAGANO農と食の会は、有機農業に取り組む農業者2名と、地場野菜や有機野菜、伝統野菜の販売や加工をおこなっている方の3名が共同代表として立ち上げた組織で、2013年に設立されました。毎月1回長野市松代町の公民館で定例会を開催しており、今回25日に開催された定例会に特別ワークショップという形で参加させていただきました。まずFEASTメンバーから、食の市民ネットワーク形成とフードポリシーについて、さらに秋田の有機農業の取り組み、能代・京都市・亀岡市の各サイトにおける活動報告が行われました。その後、グループに分かれて、NAGANO農と食の会に参加した理由、異なる団体の協力において重要な点と課題、新たなネットワーク構築などについて話し合われました。時間が限られていたために、参加者はまだまだ話し足りない様子でしたが、会の活動をきっかけにネットワークが広がったり、自分たちの地域での活動につながったといった話を聞くことができました。

翌日は農と食の会の活動で重要な役割を果たしているお二人にお話を伺いました。1人目は、もともと地方農政局の食育担当の立場から農と食の会に関わるようになった方で、種子法をめぐる県の条例制定にあたっては、行政の経験を活かして会としての私案作成を担当されたとのことでした。2人目は共同代表の一人で、長野に移住される以前の活動、移住・就農後の生活、そして会の設立の経緯と活動の広がりについてお話をうかがうことができました。

WG2では、各サイトで地域の食と農を考える市民ネットワーク作り、ボトムアップな形で食に関する政策を立案する日本版の「フードポリシー・カウンシル」(FPC)の設立に向けた活動が進められています。長野の場合、NAGANO農と食の会という組織を中心に、長野市以外からも関心を持った人が集まる場となっています。さらに、小布施町など他地域にも活動が広がっており、地域での組織化が進んでいます。人と人、組織と組織のつながりを作ること、目標を持って一緒に活動していくというのは簡単ではありませんが、今回NAGANO農と食の会の方々にお話をうかがって多くの刺激を受けました。こうしたネットワークをどのように作っていくのか、それぞれの地域ごとの特徴をふまえながら考えていきたいと思います。

多くの方にお集まり頂きました!

太田研究員から能代市での活動報告

秋田県立大学谷口吉光先生より秋田県での有機農業についてのお話し

マックグリービーPLよりFPCについてのお話し