国際ジャーナル『Global Sustainability』にマルチスピーシーズの関する論文掲載

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FEASTプロジェクトのクリストフ・ルプレヒト上級研究員を中心に学際的チームが共同執筆した「Multispecies Sustainability」が国際ジャーナル『Global Sustainability』に掲載されました。

本研究では、これまでの「持続可能性」は、あくまでも人類のための偏狭な資源利用主義を基にした考え方であり、本来的な持続可能性の検討や分析をも制限してきたと考え、人類以外の生物種にも視野を広く拡大した、マルチスピーシーズ(複数種)の概念を取り入れた新しい考え方を提唱しました。人類だけでなくすべての生物のウェル・ビーイングとニーズは、本来、生態学的に複雑に相互にからみあい依存しあっていると考えるもので、この根本を議論の外に置いて持続可能性を論じてきたことに一石を投じたと言えます。また、持続可能性を考える際、マルチスピーシーズの概念を援用したアプローチは、都市計画や公衆衛生分野など、多くの分野に変革をもたらすと期待されます。

掲載誌名:Global Sustainability
論文タイトル:Multispecies Sustainability
著者名:Christoph Rupprecht, Joost Vervoort, Chris Berthelsen, Astrid Mangnus, Natalie Osborne, Kyle Thompson, Andrea Urushima, Maya Kóvskaya, Maximilian Spiegelberg, Silvio Cristiano, Jay Springett, Benedikt Marschuetz, Emily Flies, Steven McGreevy, Laÿna Droz, Martin Breed, Jingchao Gan, Rika Shinkai, Ayako Kawai
DOI:10.1017/sus.2020.28

また、地球研では、プレスリリースを発表しました。こちらのリンクより、ご覧頂けます。
https://www.chikyu.ac.jp/publicity/news/2020/1209.html