//WORKING GROUP 4
地域の持続的発展を支える
環境影響表示ツールの開発
WG4は、将来にわたって食を確保する農業とその基礎となる自然環境を保全するという観点から、環境保全型農業とその重要性を認識できるラベルなどその方法論・具体的手法とその実証的研究を行っています。言い換えれば、「持続可能な地域に根ざした環境品質手段の模索」が私たちのテーマです。具体的には、地域の食料生産から消費に至るサプライチェーンにおける品質管理・品質保証のための産品・製品・商品の表示方法(エコラベルなど)とその科学的根拠作りです。最終的には、科学的な論拠に基づいた新しいラベルなどの表示方法の開発と市場への浸透、その場合の消費者感度や普及可能性を探求しています。今後の5年間の研究目標は以下の4つです。①亀岡など、日本各地での地域環境保全型ブランドであるクルベジ(COOL VEGE)の生産・販売を通じたブランド開発。②地域環境保全型ブランドのラベル表示における科学的保証方法の確立。③地域に根ざした環境保全型各種農業産品・製品・商品モデル開発。④環境保全型農業手法のガイドライン設定。



中国南部の広西壮族自治区出身。北京大学生物学部、中国科学院植物研究所で修士課程を経て、日本の岐阜大学に留学しました。研究対象は、自然生態系(森林、草原、ツンドラ)から人間活動の場である農耕地生態系まで。現在、農耕地での温暖化緩和策について研究しています。


愛知大学・准教授


上海市農業科学院・上級研究員
上海市農業科学院上級研究員(グループリーダー)。上海市土壌肥料学会理事。農業分野の温室効果ガスの緩和や農業廃水処理、農業廃棄物リサイクルについて研究をしています。

上海市農業科学院・研究員
冊子「オープン・エコブランディング スターターキット 総論編」を公開
WG4の研究成果として、冊子「オープン・エコブランディング スターターキット 総論編」を発表しました。 地域の農業を持続可能なものに変えていくアイディアとして、オープン・エコブランディングを提案しています。 ご一読くださ ... Read More
農林水産省国際WSにてCOOL VEGEの取り組みを紹介
2019年11月5日‐7日の3日間に渡り、農林水産省はG20参加国の環境政策担当官や研究者を対象とし、各国の気候変動対応型農業の取り組みについて学ぶことを目的とし、国際ワークショップ『International Work ... Read More
日本造園学会誌『ランドスケープ研究』に研究論文掲載
日本造園学会誌『ランドスケープ研究』(81)3(2017年10月)に、WG4の研究成果として論文が掲載されました。 「地域の持続的な食と農を支える農産物エコブランド・スキームの開発に向けて/Co-designing Ag ... Read More
土壌の亜酸化窒素・二酸化炭素排出の影響評価に関する論文がPLOS ONEに掲載
WG4チェアの須藤重人氏(農業・食品産業技術総合研究機構・農業環境変動研究センター)および柴田晃氏(立命館大学OIC総合研究機構)のよるプロジェクト研究の成果をまとめた論文「Effect of dolomite and ... Read More